2021年09月23日
関徳のブログにお越しいただきありがとうございます!
中秋の名月、皆さんはご覧になられましたでしょうか?
前後でお月様が非常にまぶしく見え、今年はお月見と満月がちょうど重なる8年ぶりの年だったそうです。雲が厚く、愛知県ではお月様がのぞき出るのを見つけることも中々大変でした。
今日は物置のカスタマイズについて、こんな施工もあります!というご紹介です。
上記お写真見て頂きますと、非常にかっこいいマットブラックの物置が。
実はこちら弊社にて全面塗装施工させて頂いております。
やはりサイズの大きい物置となってくると、存在感は増すどころか、置き場所によっては主役級に目を惹いてしまいます。
物置の選び方について、前にポイントを抑えた内容をブログに書かせて頂きましたが
↓コチラです
物置の選び方
実用性と購入予算、スペックと選んでいく中でこれだ!というものに辿り着いた後、最終選択は外装カラーとなります。
昨今はバリエーションは多岐に渡り、選ぶのも大変なほど。ですがあと一押しという時、関徳はそんなこだわりへのお手伝いも対応させて頂いております。
こちらのポイントはこの艶消しマットブラック加工。
普通の黒塗装ですと艶々してしまい、反射や映り込みがあり、べたっと塗った感が出てしまうのです。しかし、ここ最近の建物の外装はサイディング*やガルバリウム*が主流となってきています。
*どちらも外壁に貼り付け加工するもの。サイディングは窯業系素材、ガルバリウムは金属系素材です。
この外装素材の共通点は双方、艶がないということ。つまり意外と建物と物置の色は揃っていたとしても、外装素材自体は異なっていることが分かるという面もあるのです。
さてそこへ、建物外観がガルバリウムなど艶消しが全面に出たデザイン性の高いもの。そして物置設置を検討している。一見シンプルな物置ではありますが、折角であればもっと外構全体での統一性を図りたい、というご要望がありました。
ここで立ち返って物置の表面を見てみますと、剛性のためやレールに乗せるため等の表面の凸凹が意外と多いです。そして各パーツを外しながら色変更を行うことを考えると、リメイクシートなどDIYで簡単に見た目を変えられる物を貼っていくことも一つの手ではあります。
ですが、塗料で思い描く通りの質感やカラーを再現出来る物があれば、全面塗装することが細かな作業の手間や仕上げの美しさなど考慮した上で、最短アプローチ法になってきます。
こちら物置上部にある通気口です。
更に下の写真は物置を設置する際の固定金具でアンカーと呼ばれるL字型のものをズームしております。プレート金具本体やボルトなどもすべて同一塗装。
細部まで塗装することにより引き締まったアイアン感ある物置に生まれ変わりました。シールを張り付けるだけでは中々行き届かない小さな箇所まで塗り切れるのが塗装施工の長所です。
勿論、ご本人の手でセルフペイントすることも可能なのです。
ただ、弊社スタッフも過去に自宅物置のセルフペイントにトライしているのですが、物置の外から見える上下左右4面、扉を外して内外と4面の塗装は中々骨が折れるとのコメントでした。
これから物置設置をしてみようかなとご検討なさっている方や、すでにご自宅に設置しているけれどカラーや質感に何か思うところがおありの方は、一度関徳へお問い合わせください!ご相談にのらせて頂きます♪
では、また次回。
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弊社はエクステリアリフォーム工事、補修工事などもおこなっておりますので
お気軽に何でもご相談下さい。
施工例はホームページに掲載しております。
関徳のホームページはこちらから
電話やメールのでのお問い合わせも
お待ちしております。
メールでのお問い合わせはこちらから
津島市、愛西市、あま市、海部郡大治町、蟹江町、
弥富市、稲沢市、清須市、北名古屋市、一宮市、
名古屋市、小牧市、春日井市、飛鳥村、桑名市 etc.
その他地域でも、施工対応致します。
どうぞお気軽にお問い合わせ下さい。
株式会社 関徳(セキトク)展示場
〒496-0821
愛知県津島市城之越町6番地
TEL:0567-26-1212
FAX:0567-26-1279
2021年09月16日
関徳のブログにお越しくださり、ありがとうございます。
朝晩冷え込みが強く、イネ花粉も飛び始めました。花粉症の症状が出始めた方も多く、折角過ごしやすくなったはずがまた屋内へ引っ込まざるを得ない方も…。
しかしグリーンたちは秋に向けて準備に入り、ガーデンの変化していく様子が楽しみでもありますね。
さてテーマもいよいよ第3弾、最終章をお送りさせて頂きます。
テーマはコンクリート!
〇コンクリートとは?
コンクリート(英: concrete*)混 ー 〈混凝土〉セメントに砂と砂利などの骨材と水を適当な割合で混ぜ,こねたもの。また,これを固めたもの。土木建築用材として広く用いられる。コンクリ。
★(con-)一緒に、ともに
(cretus)成長する *ラテン語
早速説明の中にセメントが入ってまいりました。
つまりセメントは全ての原料。セメントからすべてが生み出されます。
セメント+水 = セメントペースト/ミルク*
セメント+水+砂 = モルタル
セメント+水+砂+石 = コンクリート
*セメントペースト?ミルク?→セメントの含有量の違いで使い分けられています。セメントが多いとペースト。少ないとミルクです。
上記でコンクリートの材料は砂・石とありますが、実際は骨材と呼ばれ、粗いもの・細かいものも含め用途に合わせてざまざまな組み合わせで混ぜ作られています。
代表的なものですと砂利・砕石・スラグ*骨材・再生骨材・軽量骨材などです。
*スラグとは鉱石や粗金属から溶鉱炉,反射炉,転炉,電気炉などの高温炉内で融解時に,目的金属溶融体の上に浮かんでたまる目的金属を得たあとの残渣(ざんさ)、滓(かす)である。近年そのほとんどが有効利用されている。
水とセメントを単純に混ぜると化学反応で固くなる。そこへ砂を混ぜるとより固く・強さを増す。更にそこへ骨材となる石などを混ぜ込むとより強靭なものへと変化させられる。ということです。
(図:コンクリート撹拌中)
〇コンクリートのメリット?
では骨材を固いものにすれば最強度のコンクリートができるのでは?と考えてしまいそうですが、結局はセメントと水との混合比でできたセメントペーストの強度と骨材の強度、どちらか弱い方が全体の強度として見られますので、上限は出てきてしまいます。とはいえさすが天下のコンクリート。固まれば無敵?と思われるくらいの強度を生み出すのです。
実験で強さを試す…と言えば象が乗っても~でお馴染みの重さに耐えうる試験だと思います。一般的に用いられるコンクリートの圧縮強度は18~24N/mm2程度と言われ、言い換えれば1円玉の面積で540~720kg相当に耐えられると言われています。一円玉で象さん一頭支えられてしまいました!!
〇コンクリートのデメリット?
さて、圧縮には強いコンクリートですがその正反対、引張力には弱い、という弱点も。コンクリートを構成する硬化したセメントペースト・石・砂たちはご存じの通り硬さが自慢。柔軟力・変形力は備わっておりません。つまり引っ張られたときに対応するような形へ変わることが出来ない。そしてセメントペーストが硬化する際に内部に生じていく気孔や隙間が多量にあり、そこを引っ張られるとクラック(ひび割れ)が生じるという訳です。
〇柔らかいコンクリート?
コンクリートにも柔らかい時期は勿論あります。
フレッシュコンクリート・生コンと呼ばれる製造された直後の状態です。
ミキサー車がくるくる撹拌している中身こそ生コン車の名前通り、生状態のコンクリート。しかし中身は止まってしまえばすぐ固まるというわけではなく、分離しないように混ぜつつ移動しています。ちなみに品質保持のために製造されてから90分~120分で運ぶ、という決まりもあります。
これを利用し、打ちっぱなしコンクリートから進化を遂げている、【スタンプコンクリート】という工法があります。固まる前の柔らかいコンクリにスタンプマットを押し付けて形を写し、タイルやレンガ、木目調の表面仕上げに出来るというものです。コンクリなので防草効果は勿論、がたつきや段差も出来にくく、カラー粉末剤を散布することにより、色付けも出来るので舗装としてのデザイン性もばっちりなのです。
(図:杉板仕上げのウォールです)
〇施工方法?
型枠組み :合板などのせき板を組み、コンクリを流し込む型を作り組上げる
↓
打込み :型枠へコンクリを常に攪拌しながらゆったり打設する
↓
締固め :打込み直後に空洞や気泡が起きない様に振動を与え流動化させ隅々に流す
↓
仕上げ :スコップなどで荒く均し、木ゴテで凹凸を修正し水勾配や水平などをとる
↓
養生 :凝固が進むように保護する為、散水もしくは湿ったマットで養生し表面の乾燥と全体の熱をとる
関徳ではこの手法を用いて、コンクリートで築いた擁壁もデザインとして取り入れられています。型枠を組み上げる工程の際に、本物の杉板を枠に貼っておくことで、表面を杉板模様に仕上げる【杉板仕上げ】がとてもデザイン性が高く人気です。(*上記写真が杉板仕上げのデザインです)
さて3章に渡ってセメント・モルタル・コンクリートと触れてまいりました。ローマやエジプトの有名な遺跡に使われていた遥か昔から、現代に至るまで進化を遂げてずっと建築とともにある資材。近代ではコンクリートの3Dプリンターが誕生しており、地震大国日本で巨大建造物を見ることは難しくとも、インテリアや雑貨、その他応用の効いた商品を目にすることが増えてくるかもしれません。
ここまで読んでみてもっとコンクリートが知りたい欲が出た方は生コンパーク
のHPでお子さんでも分かりやすく説明されています!
DIYを考えている方、外構へ土間コン打ちたいなと思いめぐらせている方、すでに自宅建物などに用いられていたという方、どなたにも何か助けやなるほど、と思っていただけるブログになれていたら幸いです!
では、また次回!
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2021年09月09日
関徳のブログにお越しいただきありがとうございます。
朝晩だけかと思っていたら日中もすっかり気温が下がることも出始め、一気に秋の気配を感じ始めましたね。外で聞こえる虫の音色も季節の移り変わりを感じるように一変し始め、セミも最後の一鳴きと言わんばかりに奮励しています。
さて今日は先日に引き続き、パート2をお送りさせて頂きます。
テーマはモルタル。
…セメントに続いてモルタル?同じものなので語ることがないのでは?とご心配されるかもしれませんが、いえいえ大丈夫です。しっかりここにも違いはありました。
〇モルタルとは?
モルタル(英:mortar)、膠泥(こうでい):日本語でモルタルのこと)
砂(細骨材)とセメントと水とを練り混ぜて作る建築材料。セメントと砂とは重量比にして1:2 - 1:3の割合で混合されることが多い。ペースト状で施工性が良く、仕上材や目地材、躯体の調整などに多く用いられる。
コンクリートと違い、砂利(粗骨材)が入らない。コンクリートと比べ高価で、クリープ現象などの伸縮を起こしやすいため、構造材料として単独で用いられることは少ない。耐火性の物もある。(参考・Wikipedia)
つまり、手順としてはこうです。
1.セメントを用意する。
2.そこへ砂をその2~3倍混ぜる。
3.水を適量入れ混ぜる。
※W/C比(水セメント)30~40%だが砂に含まれる水分量がまちまちなので適量と表記
4.モルタルの完成!
セメント在りきのモルタル。モルタルの原材料こそがセメント。
さらに言えば、
■膠【灰】と書かれるセメント 灰 :水分なし。さらさらの粉状のもの
+
水 *1/3(セメントを1としたときの重量比)
砂 *3
=
■膠【泥】と書かれるモルタル 泥 :水分が含まれている粘土質のもの
ちゃんと漢字にもヒントがありました。馴染み深いカタカナの名前ではピンと来ず、ここまでたどり着くのが簡略化したせいで遠回りになっていたようです。
やはり言葉にはしっかり語源が含まれておりますし、名付けも納得のいくものばかり。
※膠 にかわ[〘名〙 動物の皮、腱(けん)、骨、結合組織などを水で煮沸し、溶液を濃縮・冷却・凝固してつくった低品質のゼラチン。水に浸すと吸水膨潤し、加温するとゾルに、冷却するとゲルになる。接着剤に用いられる
(参考 ・※正倉院文書‐天平勝宝九年(757)三月九日・造東寺司緑青定文「膠六百十七斤八両」)
つまるところ漢字の成り立ちとして既にセメントは灰・粉状の接着剤のことを、
モルタルは泥・泥状の接着剤のことを示していました。
〇一般的なモルタル?
・セメントモルタル
セメント+砂+水で出来上がる、一般的に指されているものです。
その他大まかに分類すると以下のものがあります。
・ポリマーセメントモルタル
(ポリマーも混同させ、接着力・曲げ強度・対ひび割れ・中性化抑制力・防錆効果を上げたもの)
・樹脂モルタル
(セメントの代わりに樹脂‘レジン’を用いて接着力・曲げ強度・中性化抑制力・防錆効果を上げ、特に補修材として優れたもの)
〇モルタル作成について
モルタルはセメントと砂・水との配合によって生まれるもの。
大体の配合については先に記しておりますが、やはりその割合によって耐久性などにも影響が出ます。重量比で大体そのあたりで作っているとはいえ、普段からモルタルを見ていない・触れていない人には作成も難しい。
⇒インスタントセメントというご家庭でも水を混ぜればすぐに出来上がるような簡易的なものも売っているのでDIYにぜひ役立てていただきたいです。
【★関徳では神守営業所で販売しております!】
また、モルタルには色を付けることができます。水に溶け出した時にしか色粉は発色しないのでそれを想像しながら粉を配合というのは、思い付きで簡単に出来るものでもなさそう。
⇒ネットショッピングなどで『色モル』なるものがあるようです。すでに色配合されているものなので、使ってみるとしたらこういうものをおススメします!
いずれにせよ、一部分で使用とはいえ意外とまとめると結構な量を購入となるので神守営業所での取り扱いのあるものでしたら、一度お問い合わせください!配達なども津島市近隣へ行っておりますので、ぜひご相談ください♪
〇モルタルの歴史
さて前回の記事で触れた通りセメントは西洋から日本へと運ばれてきました。そしてモルタルはそこからの派生物。ここ日本での定着の歴史が気になります。
日本は元々木造建築の国。自然界にあるもので暮らしやすく、そして隣近所と密接に暮らしていく形をとっていました。家の仕上げも土や漆喰が使われ、左官職人が行っていたので、もともとモルタルを普及させ易い技術面は育っていた環境だったと言えます。
さてこの木造建築が多くもたらしたもの。それはメリットだけではなく、電気の通っていない時代の火の不始末による火事の発生率の高さ・そして延焼が食い止められにくいという大きなデメリットです。江戸~明治頃でも〇〇の大火など歴史で聞く言葉にも多く火事が起きていたことは想像に容易く、これに対抗する策を当時の人々も少なからず考えていたことでしょう。
さてその頃のセメントは西洋建築ではすっかり定着しお馴染みとなりつつ、日本にも輸入は量こそ少なかれ行われていました。セメントの不燃性は日本では喉から手が出るほど欲しいはずの機能。しかしここでネックなのはやはり単価の高さです。価格が高いとなると、やはりお金をかけた建築として採用できたのは国の息がかかった建物のみ。官営の建築物等、有名なものはどれも荘厳な仕上がり。とても一般庶民の家屋に使用、とは言えない資材ですので、瞬く間に普及とはいきません。
しかしそんなことを言っていられない大事件が。大正12年の関東大震災です。震災の恐ろしいところは、それに誘発される第二次、三次の災害が起きるということ。例にもれず、震災後の大火により、東京はあたり一面家屋が焼け野原と化してしまいました。復興を進めるにつれ、不燃性の材料というのは注目が高まり、少しずつ利用度合いも高まりを見せていきます。
昭和25年建築基準法が制定され、モルタル利用についても記載があったことから全国へ一気に波及していき、現代に至るまで、配合量やデメリットを補う研究開発が進んでいく…といった流れです。
〇モルタルのデメリット?
阪神淡路大震災にて半壊した建物が多くメディア映像にて散見され、モルタル塗りって弱いのではというイメージがあるかもしれません。しかし当時の住宅建築の基礎などの影響と見られ、モルタル自体に脆弱性はなさそうです。
しかし【クラック】といってひび割れがバキッと入っている塀や外壁などを見かけた事のある人は多いかもしれません。モルタルの乾燥には施工後24時間の乾燥が必要と言われ、その最中にクラックが起きやすいのです。水分が蒸発していけば、容積が収縮し、その分亀裂が入りやすい、という訳です。
しかし、モルタル施工は下塗り→乾燥→中塗り→乾燥→上塗りと何度も塗り重ねるのでその最中のひび割れに関してはどんどん補修が出来ます。
段階を踏むということはその分人件費・モルタル材料費もかさんできます。お値段が少しお高めに感じるのはこういった手間によるものだったのですね。
〇モルタルのメリット?
ここまで触れてきた中にも耐熱・耐火性、接着力、強度などたくさんありましたが、何といっても左官職人による手塗りの温かみが一番なのではないかな、と思います。これまで、土壁、手塗りの漆喰壁、珪藻土仕上げと巧みな技術を持つ職人たちは、その手さばきや継承される技に敬意を持ちつつ、新たな素材を柔軟に受け入れ、取り入れていきました。継ぎ目なくきれいに面を仕上げて完成していくこの素材。モルタルを用いた建築物はこれからもたくさん見かけることが多そうです♪
次回最終回、コンクリートについてです!
どうぞお付き合いお願いいたします♪
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2021年09月07日
関徳のブログにお越しくださりありがとうございます。
朝晩の気候がすっかり気温差となって表れ始め、秋の足音が近づいてきたのかと思いきや、突然の大雨が降ってきたりと今年はめまぐるしいお天気模様のようです。
さて表題の【セメント・モルタル・コンクリート?】ですが、最近施工例を上げていると、ウォールに使用されたり、はたまた擁壁となって全体を覆う様な使用法であったり、土間コンとして足元にふと存在していたり。気付けばあちらこちらにあって、外構とは切り離せない素材です。
みなさんこちらの明確な違いや性質ってご存じでしょうか?
今回はそれぞれの作成方法や特性などに焦点をおいて、その性質差を紐解いて豆知識としていこうと思います。
まずは第一弾として『セメント』からです!
〇セメントとは?
セメント(英: cement)、膠灰(こうかい:日本語でセメントのこと)
一般的には、水や液剤などにより水和や重合し硬化する粉体を指す。広義には、アスファルト、膠(にかわ)、樹脂、石膏、石灰等や、これらを組み合わせた接着剤全般を指す。コンクリートを作るための材料の一つで灰色の粉末。(参考:Wikipedia、一般社団法人セメント協会)
〇一般的なセメント?
…といって指されるものは【ポルトランドセメント】と呼ばれているもの。その他【混合セメント】【特殊セメント】という二種類があり、ダム工事に用いられたり、歯科使用されたりと同じセメントでも要求される性能によって適材適所に振り分けられます。今回はこのポルトランドセメントにフォーカスします。
【普通ポルトランドセメント JIS R 5210】
この名前が通常工事で使用されるものの中の70%を占めると言われている、いわゆるセメントと言えばこれのこと!という、いわばセメントの本名です。
*ポルトランド(英)Portlandとは、イギリス・リーズの煉瓦積み職人のジョセフ・アスプディンが発明し、名付けを行ったセメント名で、硬化した後の風合いがイギリスのポートランド島で採れるポルトランド石 (Portland limestone) に似ているから付けられた名前だそうです。
〇セメントの中身
ポルトランドセメントの原料は、石灰石、粘土、けい石、酸化鉄原料(銅からみ、硫化鉄鉱からみ、他)、せっこうに分類され、そのほとんどは国内で入手できます。特に、一番多量に使う石灰石については、北海道から沖縄県までの全国各地に高品位の石灰石鉱山が点在しています。(参考:一般社団法人セメント協会)
石灰石は関徳のある愛知周辺ですと、岐阜の伊吹山などに産出がありましたが、現在はセメント用ではなく骨材,路盤材向けに採掘が行われているようです。全国的には山口県・高知県・福岡県の順に採掘が多いです。
セメント工場、確かに山のある地域付近へ行くと見かけることがあります。子供の頃、あの巨大な滑り台のようなパイプのある建物はなんだろう…?と眺めていた記憶があります。
こうした自然由来のもので出来上がるセメントなのですが、起源は古代エジプトのピラミッド、ギリシャ・ローマ時代の水中工事や道路工事、ローマのパンテオン神殿やカラカラ浴場など現存する古代ローマの建物にもコンクリートとして使われていたよう。
しかし、だんだんと石壁や石柱などの使用が増えるにつれ、隙間を埋める塗材としての使用へと変化。
その後産業革命期に入り石材の価格が上がり、また工事内容の複雑化からより強度の高いコンクリートの開発がすすめられた結果、セメントの進化へと繋がっていく…というのが大まかな道筋です。
日本では幕末期に高価なフランス製のポルトランドセメントを輸入し、日本初のセメント会社が設立→当時の工部省技術官が製造・量産化に成功し、工場が民間へ払下げとなった結果現在の太平洋セメントが誕生。その地こそが現在採掘量一位の山口県、ということです!(先ほどの話に繋がりました!)
〇日本のセメント
製造量の上位5か国は、中国、インド、アメリカ、日本、韓国の順です。島国ながら大面積の国々に続く日本。産出量や製造過程にも日本の技術の高さがあるのでしょう。また、山口県には太平洋セメントの全身小野田セメント創業の地であったことから、小野田市セメント町が住所に実際に存在します。大分県には現太平洋セメント工場があるため津久見市セメント町が、神奈川川崎には太平洋セメント前身のひとつ浅野セメントがあったことから川崎区セメント通りがあり、根強く産業として日本に点在しているのですね。
さてセメントについてかなり詳しくなってきました。もっともっと知りたい!となった方は、一般社団法人セメント協会さんのHPや太平洋セメントさんのHPへ!読んでいくと奥深いセメントの世界へ誘われていき、セメント博士になってしまいそう。
次回はモルタルについてです!
外構で使用する資材たちの細かなお話、まだまだ続きますが、どうぞお付き合いお願いいたします♪
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