2022年02月24日
関徳のブログにお越しいただきありがとうございます!
春分の日を迎え暖かくなる日を心待ちにしていますが、関徳所在地の愛知西部(尾張地方)は毎週雪が降ったりと今年の寒波を肌で感じている毎日です。
中部地方は比較的温暖な気候で、例年冬を雪とともに迎えることは少ないために今年は本当に雪の多い年だったなと感じます。
さて今回は前回に引き続きグレーチングについて触れていきます!
■グレーチングとは
グレーチング(英語: grating)とは、硬質の格子状の構造材。溝蓋(みぞぶた、(どぶぶた)や工場などの操作歩道、その他床材やフェンス材など広範囲に使用される。素材は鉄(亜鉛メッキ)、ステンレス、アルミニウム、FRP製などがある。(参考・Wikipedia)
上記検索した際に記述された通り、溝の上にのせる蓋を指します。
溝蓋とはいえ、見た目がすべて金物の網状のものかといえば、実はテラスに用いる際のものには美観を考えて素材の馴染んだものを採用することが多いです。統一感を最後まで大事にしたい思いにメーカーも応えてくれています。
そしてグレーチングをテラスに用いる際の場所や理由などを説明していこうと思います。
その前に一度確認したいのがテラスの高さ。
■掃き出し窓前にテラスを設ける際、その高さを水切りよりも下に設ける場合と上に設ける場合の2パターンが存在します■
<水切りよりも下の場合>
家の土台基礎にぶつけ、水切り(※家の外周にぐるっと掃き出し窓や玄関・床下あたりにあるガルバリウム鋼板などで造られた部位)の下方・室内の床の高さよりも一段程下がった高さにテラスが造られているとき。
→この場合は土台基礎ベタ付きでテラス基礎も設けてあり、その上に最終仕上げを行えるため、隙間自体がなくグレーチングの必要はなくなります。
<水切りよりも上の場合>
掃き出し窓からの直接アクセスなどの利便性を考慮し、室内床の高さなどに合わせて水切り上部にテラスを造るとき。
→水切りを塞ぐ形での施工は難しいため、テラスを造る際より排水・換気を考慮した構造と外壁との隙間を塞ぐ施工方法が必要になります。
つまりテラスを水切りよりも上の位置に設ける場合に必要になる施工に関わってくるのがグレーチングなのです。以下でその詳細に触れていきます。
まず、前提としてテラスには排水のためにお庭側に向かってゆるやかに勾配がついています。
壁を伝った雨水は水切りを通り排水されますので、この外壁とテラス基礎を水切りよりも高い位置に設けてしまうのは排水機能を完全に遮断するためにNGとされています。
この排水というのがもし水切り上に存在しますと、伝った雨水が外壁に染みてしまい、汚れや基礎へ雨水侵入が起きてしまうかもしれません。土台基礎への浸水は、換気が困難になり、湿気が内部に侵入し、カビやシロアリの発生に繋がる恐れがあるためなんとしてでも避けたいところです。
しかしグレーチング処理をするとなるとテラスを外壁と離して造るので、隙間がしっかりと発生し外壁に水が直接注ぐという点に関しては問題はありません。
ですがアクセスを考えると外壁とテラス間に大きな隙間があるのは埋めておきたい。ではどのように機能を生かしたまま、隙間を埋めるのか。
それこそがテラス用グレーチングです。
上記画像にて確認いただけるのは『onlyoneclub(HPはこちら!)』というメーカーのカタログより抜粋しました、【スラブコネクター】とよばれる部材のページです。ここまでグレーチングと呼んできましたが、資材の中ではスラブコネクター、スラブサポーターなどと呼ばれています。
施工手順としては、テラスの外壁向きの立ち上がり面にグレーチングをのせるための土台支えとしての逆三角の形の受け金具を付け、そこへグレーチングを填め込んで施工完了です。
受け金具に上部から填めこむだけですので、施工時は勿論、後から点検したい、中を少し覗きたい、などの際にも取り外しし易くメンテナンスの観点でも優れものです。
上部写真の様にタイル敷きの際の切り出し分をそのスラブコネクターへ乗せ、完全に見た目を完全に統一することも可能です。
こうしてこだわりの詰まった唯一無二のテラスが完成していきます。
昨今アウトドアリビングの需要が高まり、掃き出し窓前には高さを揃えたテラスを備えたいというご要望がとても増えています。テラスを検討なさる際には、ぜひこういったディティールについても一考してみてくださいね♪
弊社では、お施主様のこだわりや希望を担当者との細かいヒアリングを通してプランに落とし込み、より満足度の高い外構を造りあげられるよう心がけております。皆様の思いをお聞かせください!
ではまた次回!
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弊社はエクステリアリフォーム工事、補修工事などもおこなっておりますので
お気軽に何でもご相談下さい。
施工例はホームページに掲載しております。
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TEL:0567-26-1212
FAX:0567-26-1279
2022年02月17日
関徳のブログにお越しいただきありがとうございます!
少しずつ少しずつ気候が変わってきていますね。道を歩くと、新しい植栽が芽吹き始めていたりします。
今日は題名にあります、【フロアハッチ】や【グレーチング】について。
外構を施す際に、土間コンクリート打ちや、洗い出し処理など地盤を固める施工をした際に気になる排水問題。
土や砂利ですと、自然のままに地盤へと雨水は吸収されていきますが、耐水性を備えた床ですと、消えたはずの雨水はどこへ行くのか。
水の逃げ道を設けないと、どこか一点低い箇所へと流され、溜まってしまいます。
その際に拠点として設けられている枡。丸い格子状の水が引き込まれていく丸いフタに向かって水が流れる様にどの地盤にも勾配が付けられています。
さて、その雨水枡なのですが、弊社の様な外構業が取り掛かる際には、すでに位置というのは決まってしまっていることが殆ど。
すると、アプローチや駐車場など、広範囲に同一デザインを施すようなポイントに直撃していることも多々発生します。
そこで、フロアハッチ施工という手法をご紹介。
まず、【フロアハッチ】とは、家の中でもよく見かける、床下点検口のことです。
床に四角く仕切りがあり、真ん中にステン素材の長方形。
長方形のはじをグッと押し、くるっと回転させて取手を露出させて持ち上げて開く扉、どこかで見かけたことはございませんか?
これを土間打ちの際に全く同じ表面仕上げで施しておくことで、表面のデザイン性を保ったまま枡自体も隠して備えられます。
元々この雨水枡が露出して見えっぱなしになっていることもよくありますし、気にされないのでそのままで、というパターンも勿論ございます。
ここに覆う形で少し全体のレベルを上げ、フロアハッチ、蓋表面を周りと同じ土間コンなら土間コン、洗い出しなら洗い出しに職人が仕上げて同化させるデザインとなりますので美観を保ちたい!という方にはぜひおすすめしたい施工です。
また上部写真現場では、アプローチが大変長く、一度排水される流れを断ち切りたい事、スリット上の車椅子での通過の際のがたつきを考慮してグレーチングを用いての施工を致しました。
このように広範囲・長距離の洗い出しや土間打ちで折り目やつなぎ目が出来てしまう際は、グレーチング(※底に溝がすでに掘ってあり、その上を覆う溝蓋のこと)という手段もとても効果的です。
駐車場のように細かくスリットを入れられるエリアとは違い、広い施工エリアの土間コン上に水たまりが出来てしまうといつまでも蒸発せずにそこにあるな…とお施主様も気になりますし、だんだん汚れへと変化していってしまったりします。
こういった場合に床材自体・デザインの切り替わりとしての機能と排水性両面での分岐点を作ることが出来るグレーチングが機能を発揮します。
グレーチング下にU字溝があり、それを伝って排水先に枡があります。上部参考写真のパターンは花台で更にその枡の上部美観も補っています。
少しでも見た目にも機能性にもアップしたものを考える際のひとつの手段として知って頂けたらと思います!
こういった排水や水切り問題はテラス施工にもつきもの。
今後テラス上での排水対策などについても触れていきますね!
ではまた次回!
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2022年02月10日
関徳のブログにお越しいただきありがとうございます!
寒さが急に戻り、愛知県では先週末にまたもや積雪に見舞われました。
弊社では、外部ガーデンルームとして暖欄物語を設置しており、今回の積雪は大体10cmほど。
暖蘭物語自体は耐積雪が20cmと50cmでの設定があり、ここ愛知は積雪があまりない地方です。今回も急に雪下ろしを!と焦る必要はありませんでした。
さて、そんな本日のタイトルにもガーデンルームの文字。
今回はガーデンルームGFの設置現場よりお届け致します。
上部写真にて見えます、左側奥の掃き出し窓に対して設置をしていきます。
ガーデンルームに掃き出し窓から直接アクセス出来、洗濯物の用事もここで済ませられるようにとのご依頼。
やはり室内との往来の楽さを考慮すると掃き出し窓前という場所への設置がとても多いです。
掃き出し窓に限定せずともガーデンルームはやはり外壁に設置して造り付けるのが一般的。
さてこの時、外壁との設置についてはどのようにしているのか、という問題が。
こういった場合、弊社では外壁ギリギリの箇所にアルミ材2本を柱として立ちあげ、その上へ梁の様にもう一本を渡し、下向きの『コ』の字状に組み上げたものを利用します。
この組み上げたものに対してガーデンルームを組み上げ、コーキングで外壁との間の処理をする為、結果外壁に穴を開けずに設置が出来る、という施工方法です。
しかし外壁をよく見ると平な面だけでは成されていない箇所も。
特に水切りは基礎内への雨水の侵入を防ぐものとして外に出っ張ってしまう部分ですので、そこへ接触するサッシや枠部分は状況に応じて職人がオーダーサイズに仕上げていきます。
これぞ現場の対応力ですね。
窓や扉などは最終ではめ込まれますので、次なる施工は足回り。
ただいまスケルトン状態になっている足元に土間打ち→タイルデッキ仕上げ、と続いていきます。
また追って現場のレポートをしていこうと思います!
何かガーデンルームについてご質問・お悩みがある方はぜひ関徳までお問い合わせ下さいね!
ではまた次回!
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2022年02月03日
【図:研修一日目】
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またもや寒気が流れ込み、寒さが戻ってまいりましたね。とはいえ暦は少しずつ春へと近づき、サンルーム・ガーデンルームの需要も増えてまいりました。
コロナ禍で苦しいことも多いですが、おうち時間の充実が近年のひとつ大きなテーマになってきています。外構を行う弊社も、皆様が少しでもおうちで過ごされる時間をより楽しく快適なものへと変えられるお手伝いを出来たらと思います。
さて、表題にあります『人工芝研修』。
最近雑草対策として土間打ちや一部をタイルテラスにしたり、人工芝を敷き詰めることが増えてまいりました。
上記と一部重複致しますが、
・雑草対策
・日当たり関係なく安定した景観の維持力
・耐久性の高さ
・メンテナンスの少なさ
などなどメリットの多い人工芝施工は弊社でも人気の施工です。
【図:研修二日目】
需要の増えたこの施工に関して、弊社で様々な人工芝商材を比較検討した中で現在採用している人工芝のメモリーターフのメーカー、ユニオンビズ様にご来社頂き、職人・社員と二日に分けて、基礎より立ち返った研修を行いました。(※常に換気を行い、マスク・消毒を徹底の上で行っております)
基礎に立ち返り、メモリーターフの商品特徴・特性・施工に適した場所や下地情報などを担当者様よりお話頂き、それを理解した上で、いざ、外での実地研修へ。
ここでは実際に現場で施工するにあたり、外構としてお施主様から見える角度からの美しさにスポットを当てた草の目の立たせ方や、つなぎ目施工のポイントなど、設置時のイレギュラーな対応法などを実際にメモリーターフをカットしながら学びました。
【図:外での実習 突き当りの芝カットと目の立たせ方について】
日頃施工を行う職人さんたちの疑問に思っていたこと、よりよい施工法についての質問、はたまた様々な現場で遭遇するイレギュラーな敷き詰め方法について、担当者さまに実習しながらご指南頂き、大変充実した研修となりました。
こうして普段扱う商品への知識・理解を含め、職人・営業一体となって勉強していける場を設ける事が更なる施工満足へ繋がる結果になると思います。これからも知り、学び、それをお客様へ還元できる様に歩みを止めずに邁進して参ります。
では、また次回!
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